仏教と真言宗
- インドに生れた仏教は、何時どのようにして世界に伝わったのでしょうか?
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仏陀が亡くなって一世紀後、仏教とは(仏陀の教え・律)解釈をめぐって20の異なった部派に分裂しました。それぞれのセクト(部派)の見解は、その勢力を広めたため、仏教としては大変な勢いでインド中に広まりました。この時代を部派仏教の時代と呼びます。
その後アショカ王は、仏教の保護者として仕え、仏教の発展に偉大な寄与をしました。
アショカ王の息子マヘンドラ王は、スリランカに渡り保守的仏教(上座部)を伝えました。
大乗仏教は東南アジアの国々と同じようにスリランカにも伝わりました。大乗仏教は、今日でも継承されています。さらに大乗仏教は、インドを越えて広がっていきました。この教えは、すべての人々が平等に仏になることが出来ると説いています。
紀元一世紀頃の大乗仏教はアジアの西を通って中国に伝えられました。中国人は、仏教を熱心に取り入れ、一大仏教文化を中国に作り上げました。4世紀には、仏教は朝鮮半島を経て、160年後のAD538年に日本に伝えられました。
このように仏教は、世界の宗教として発展しました。 - 真言宗とはどんな宗派ですか。
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空海という人が中国から仏像と経典を持ち帰り確立した宗派です。
高野山上に建立された金剛峰寺は、主に礼拝の対象として空海により創建されました。
しかしながら幾つかの分派があります。 特に12世紀に現れた覚鑁聖人は真言宗を改革した人です。この改革から真言宗の智山派と豊山派が発展しました。両派ともに今日の隆盛繁栄をしています。真言宗とはインドに起きた仏教の中の密教です。
密教は、森羅万象を説く「大日如来」を真実の仏として信じています。これを「即身成仏」といいます。
対話は、手に印を結び、口に仏の言葉を唱え、心に仏を念ずることにより達成されます。
真言宗は、曼荼羅により代表され象徴している二つの経典を拠り所としています。
曼荼羅は、仏と菩薩の(心の)世界を描き、信者たちの礼拝の対象となっています。 - 仏教とキリスト教の根本的相違は何ですか?
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キリスト教は、唯一絶対神の存在を説きます。
イエス・キリストは、絶対神の息子です。神は、イエスを通して人の心の中に、その姿を現します。絶対神は 万物の創造者であり宇宙の創造者です。イエスキリストは、神の存在を信じることを教えそして彼の人の守護を受けることを教示しました。
「求めよ さらば 与えられん」とイエスは説きました。それに対して仏教は、すべての絶対者を認めません。
すべて物事は(時間の経過とともに)変化し消滅するという無常を主張しています。すべての物事は、一定の原因の結果です。(縁起論) なぜならば原因と条件が変われば相対的存在であるすべてが、総体的に変化する。
このように、キリスト教は神の絶対的存在を強調します。
しかし 仏教は絶対的存在を認めません。これが二つの(宗教の)根本的違いです。また仏陀とイエスの間には幾つかの共通点があります。両者は各々の真理を人々に教示し人々を救済する為に生涯を捧げました。さにら仏陀には二つの側面があり、つまり釈尊は人間としての面と悟りを開いた側面とが有ります。
イエスキリストにも人間としての側面と救世主としての面があります。この二つの教えは今でも多くの世界中の人々に勇気を与え心の支えとなっています。違いは教えに有ります。
キリストは、絶対者としての神への献身を説きました。
仏陀は、絶対という概念を否定しました。しかし仏陀は、人格とアイデテンティーにおいて限りなく神に近い存在なのです。
- お彼岸とはどんな意味ですか?
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信者が寺や墓を訪問(参詣)する7日間の期間をいいます。
お彼岸は春分と秋分前後に行われます。
春は3月21日前後、秋は9月23日前後です。
この日は太陽暦の計算に従っています。 - お彼岸はどういうことをするんですか?
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我々は「彼岸」と呼ばれる向こう岸(仏陀の道)に近づき従う努力をする為に寺院と墓地を参詣します。
「向こう岸」とはユートピアです。キリスト教では「エデンの園」、仏教では「極楽」といいます。
人々は自分の悟りを求め祖先を敬います。そしてお米と甘いあずきで「おはぎ」と呼ばれる特別なお菓子をつくります。 - お彼岸には「六波羅蜜」とよばれる6つの修行項目がありますが、6つの修行項目を教えてください。
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これらは大乗仏教の6種類の修行です。インド語の「パーラミータ」から「六波羅蜜」とよばれます。
それは次の修行される徳目を意味します。- 布施 欲望から離れて、仏陀・仏教の為に寄付、寄贈すること。
- 持戒 戒律を守ること。十戒を守ること。
- 忍辱 忍耐すること。怒りにとらわれず抑制すること。
- 精進 善に向けて努力すること。
- 禅定 精神を静め(落ち着かせて)心を集中すること。
- 智慧 上記5つの修行のなかで一つが完成されること。
- 花まつりの意味は何ですか?いつどのようにしますか?
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花まつりは4月8日に仏陀の誕生を祝うために行われます。
私たちは本堂に小さな家をつくりその屋根にたくさんの花を飾り、その小堂の中央に幼い仏陀像を置きます。
私たちは仏陀に感謝を捧げ祈る儀礼をします。 - 花まつりの歴史と起源について説明してください。
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花まつりは606年元興寺にて行われました。そして江戸時代に広がりました。
その時以来、甘茶やお水を仏頂からふりそそぐようになりました。
仏陀像は右手で天を指し、左手で地面を指しています。
仏陀は「天上天下唯我一尊(天上天下我一人)」と言われました。
それは、仏陀だけでなく全ての人、個々に尊厳があるということを意味しています。 - 仏教における普遍(無常)とはどういう意味ですか?
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基本的に無常は最も重要な哲学です。
ある瞬間にこの世の全てが変化しているという意味です。
たとえば、鉄はさびつき、ガラスは石英にもどり、人間の細胞は常に消滅します。そして細胞は再生しています。
しかしながら我々は現在の状況が永遠に続くという幻影の下に生きる傾向があります。
仏陀の教えは、全てに正しい判断を形づくる無常の真理を我々に説いています。 - 無我とはなんですか?
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絶対的存在と不滅ということがないというのが無我です。
無我とは利益も無く自身も無く、自負も無いことです。
全てが生じて変化し消滅するという真実を強調します。
永遠は全ての現象が永久に続くことです。
それゆえに仏陀は我に執着することを取り除くことを強調したのです。 - 「悟り」とはなんですか?
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悟りはインドの「ボーディ」という語の訳で、最初は「菩提」と日本語で訳されました。釈迦は、人間は本来苦しみを負っていると考えました。人間は誰でも、年老い、病気になり死に至ります。また、誰でも愛する人と別れる時が来ます。欲しい物は全て手に入る訳ではありません。それもまた苦しみです。その苦しみは欲望や執着心から起きます。欲望は次々と膨らみ、人間は満足を得ることはできません。
- 釈迦が悟ったことはなんですか?
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理論では人間の心や行いは欲望が導いています。その欲望は、苦しみの原因と考えられます。苦しみの原因は欲望に執着することです。欲望を取り除くことが苦しみから解放されることです。
それには心を開くことが必要です。欲望を取り除く正しい修行は下記の8項目です。- First (正見) shoken・・・right view
- Second (正思) shoshi・・・right thinking
- Third (正言) shogon・・・right speech
- Fourth (正業) shogo・・・right action
- Fifth (正命) shomyo・・・right living
- Sixth (正精進) shoshojin・・・right endeavor
- Seventh (正念) shonen・・・right memory
- Eight (正定) shojyo・・・right meditation
1~6は、考え方や行動を抑制する動き。
7~8は、肯定的な修業
![真言宗 東陽寺 [我孫子市根戸]](https://toyoji-bishop.com/wp-content/uploads/2026/02/toyo-logo.png)
